◎下村
防災危機管理課長 すみません、ちょっと確認もしながらお答えさせていただきますが、まず
津波避難計画に関しては今年度中の作業ですので、
困難地域も併せてその際に確定といいますか、具体の
エリアが分かってきます。そして、新たな
避難ビル等の整備につきましては、
新聞等でも報道がございますが、現在
南海トラフ同様の
法改正を国では検討しておりまして、今国会にその
法律改正案が出されると伺っております。そうしますと、その
法改正に基づきまして
南海トラフの例を見ますと、今度はその
まちづくりに関する
計画を策定した後、具体にどこにどう整理をしていくかという作業に入ってきますので、
法改正をまず注視しながら、我々
事務担当としては具体のスケジュールを組み立てていきたいと考えております。
なお、先ほどの
委員の御指摘のとおり、
住民説明会等につきましては、やはり
ハザードマップのことを併せて
説明していかなければいけないと、そう思っております。
以上です。
◆三浦
委員 担当部署も私たちと考えは一緒だと。
ただ国のほうで遅いというのが、率直に今の国会でなんて遅過ぎると、
政権与党は何をやっているんだという印象を持ちます。そこでしっかりとした財源とか、そういう様々なものがなければ、
基礎的自治体、一番の現場は動けないわけです。そういう実情をしっかりと感じましたので、私たちのほうからでも様々なチャネルで発信して、
地域の
人たちにこういうことをやっているということはお伝えして、少しでもいざというとき、今年度中ということは来年の3月までの期間ですから、まずその間にこの規模のものが起きたときにどうすればいいのかというところも含めて、ほぼほぼ厳しい、間違いなく厳しい、と見込まれるということですが、それでも、何とか自助、共助で乗り切れる方策を知恵を出していかざるを得ないんだと。
例えば
浮き輪とか、
カッターレースとかそういうところで使っているような
海水避難の
浮き輪とか、
あとはボートとかそういうものも各家庭に置いておかなければ、とてもではないけれどもこの
津波の
ハザードを乗り切ることはできないということは明らかなので、何とか国が今国会で話があって
方向性が見えると。
津波避難ビル、一時
避難ビルタワー、そういうものの
財源措置のメニューが
自治体に提示できるという時期になって検討が始まるわけですが、そこでまた整備には時間がかかるというところの間の中で、私たちはどうやってこの
ハザードマップを生かして
避難確保の
計画を立てていけばいいのか。それは大きな大きな課題なのだろうと思っていますので、一緒になって
地域の
皆さんと
担当部署と協力して、その間何とか生き残れるようにどうすればいいかを考えてくださいということをお伝えして終わりたいと思います。
○
岡田 委員長 ほかにありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
岡田 委員長 ないようですので、ただいまの
報告については終わります。
──────────────────────────────────────
3 その他
・
コロナワクチンの3回
目接種状況及び大
規模接種会場再設置に対する対応について
○
岡田 委員長 次に、その他ですが、事前に
伊藤圓子委員から、
コロナワクチンの3回
目接種状況及び大
規模接種会場再設置に対する対応について質疑をしたい旨の申出がございましたので、これを認めます。
また、各
委員において
関連質問がある場合は、
伊藤委員の
質問が終了した後にお願いいたします。なお、
関連外の
質問は認められませんので御留意願います。
それでは、
コロナワクチンの3回
目接種状況及び大
規模接種会場再設置に対する対応について、
質問をお願いいたします。
◆
伊藤 委員 大変御足労いただきまして、ありがとうございます。
第6波も
高止まりの
状況が
青森県内、そして
八戸市内続いておりますけれども、そうこうしているうちに第7波が来ているんではないかとか、あるいはもうそれに備えての4回目の
接種も必要ではないかという議論も国会で始まっていますし、またオミクロンの系統も変わってきている、また新たな変異の様子も見られる。そういう
状況の中で、やはり今の
収束状況が見えていないというのをしっかり取り組まないといけないということで、3月の
定例会から時間もたっておりますので、幾つか御
質問をさせていただきたいと思います。
通告していたとおり、
コロナの収束というのは早期に
ワクチンを
接種していただくということがキーワードであったわけですけれども、全体的な
接種率というのは思うように1回目、2回目と違って進んでいないというのが全国的な数値であったと思います。それで、当市においての3回目の
ワクチンの
接種状況をできれば
年代別に、例えば
子どもの年代が12歳から19歳まで、それから20代、30代、40代というふうに、
年代ごとに分かりましたら教えてください。
◎北村
保健予防課長 伊藤委員の御
質問にお答えいたします。
まず、
予防接種の3回目の
接種状況ということについてですが、まず大きく分けますけれども、こちらは4月20日時点の数字になります。65歳以上の
方々で
接種を終えた方が90.04%、
あと64歳以下ということになりますと34.66%、全体でいきますと54.75%という数字になってございました。大きく分けるとこんな感じになるのですが、今御
質問がありました若い
世代の分、12歳から19歳というところでいきますと4.19%、こちらはやっぱり相当低いというような
状況になってございました。一応
八戸市が日常的に公表している
接種率につきましては、母数を2回
接種するという形にしているということで御理解いただければと思っていました。
◆
伊藤 委員 特に問題になっているのは、若い
世代の方の
接種率が非常に低いということで、いろいろとプレミアムをつけて
接種していただこうかとか、いろんな
接種方法を考えて受けやすいようにしていくということが各地で取り組まれ、また国もそれを推進しているわけですけれども、当市においてはこの若い
世代の
接種率というところではどのぐらいになっていますでしょうか、30代、40代。
◎北村
保健予防課長 今御
質問がありました30から39歳ということで一応お答えいたします。こちらでいきますと、30代−30から39歳の方にかけましては31.43%、それからさらに上の
世代、40から49歳となりますと35.09%という数字になっておりました。
◆
伊藤 委員 そうしますと、50%を超えた全体の数値からすると、若い
世代というのはやはり
全国的傾向と同じだと思うわけですね。それで、これらをもっと高めていかなければならない、やはり
子育て世代だと思うんですね。そうしますと、今の
クラスターが出ているというところの
年齢層を見ると
子どもたちということであれば、その
保護者の年齢にも合っているわけなので、いかに
ワクチン接種を増やしていくか、感染の数を少なくしていくということにつなげていくかということは大事なところだと思うんですが、その辺についてどのように考えておられますでしょうか。
◎北村
保健予防課長 お答えいたします。
今後の
見通しということで我々が今想定しているところでございますけれども、ちょうど今時期的なものがございまして、まず年度末、年度始めということもあって、なかなか忙しい。それこそ働き
世代の
方々が今後順次3回
目接種を受けることを我々とすれば期待しているところでございます。
八戸版職域接種も4月11日から開始されまして、こちらも6か月の
接種間隔で3回
目接種を進めているところでございました。
それから、
あと1、2回目の
接種のピークが昨年の10月中だったということを考えれば、多くの方が今月中に6か月を迎えるということで、これから来月5月にかけまして3回目が大きく進むのではないかということで期待しているところでございます。いずれにしましても、2回目からの
接種間隔として、国が原則7か月ということを言っているわけですけれども、これを待つ必要はなくて、年齢にかかわらず6か月で受けられるというところを引き続き周知しながら、早めの3回目の
接種について
市民に向けて改めてまた広報、周知していきたいと考えてございます。
以上でございます。
◆
伊藤 委員 それと、5歳から11歳の
子どもに対する
接種という部分も進められているかと思いますが、当市においてはこの
状況はいかがでしょうか。
◎北村
保健予防課長 5歳から11歳にかけての
ワクチンの
接種状況でございます。
2回目を終えている方ということでの数字でございますが、現状こちらが15.08%という数字になってございました。
以上でございます。
◆
伊藤 委員 義務的ではないということでちゅうちょされる方が多いのかということも考えられるんですけれども、
小児科医等専門家の
方々の御意見をいろいろと拝見していると、やはり受けなかったことの
リスクのほうが高いという御
説明がありましたので、いろんなパンフレットとか、いろんな周知をされているかとは思いますけれども、やはりもっともっとこの辺の
リスクを低めていくために、
予防あるいは
感染防止という意味からも大切なことだということで、親子できちっと
ワクチンを
接種するということ、これをもっともっと強力に進めていく必要があるのかと思いますけれども、その辺の取組は今後どのようにされていくのでしょうか。
◎北村
保健予防課長 伊藤委員おっしゃるとおり、やはり若い5歳から11歳の
方々も
ワクチンを受けていただくことというのは大事なことだと思っておりますので、こちらも引き続き
接種していただくように、こちらのほうは任意でございますので我々が強制するというわけにはまいりませんが、改めて広報、周知をしていきたいと考えてございます。
以上でございます。
◆
伊藤 委員 ぜひこの数値が、あまり数値に頼ってもしようがないのですけれども、やはりその成果が上がるような取組を進めていただければと思います。
それと、また県でやはり
接種が進まないということで、利便を高めた形で
接種をしようということで、大
規模接種ということで3市において実施するという方針を出されておりますけれども、これを受けて市はどのように進めていくか。その大体の方針とそれから市の今後の進め方についてお伺いします。
◎北村
保健予防課長 県が再設置します広域
接種の実施の詳細ということかと思いますが、まず県の広域
接種でございますが、5月の連休明け以降、県内3市に設置しまして、広く県民を対象にモデルナ社の
ワクチンを使用して実施するということで、4月19日木曜日の地元紙の報道がなされているところでございました。これ以上の詳細につきましては、県が4月28日、この日に公表するということで伺ってございまして、現時点でこちらについて市から申し上げられる点というのはないというのが実情でございます。なお、現状つかんでいる情報ですと、1、2回
目接種の際には、県立高等支援学校、旧南高校を会場として使用したという経緯があるようですが、今回は何か別な会場になるやに伺っているところでございます。
こちらに対しての、県が設置する広域
接種に対しての市の対応ということになりますけれども、広域
接種会場の設置目的は、市町村が実施する
ワクチン接種を補完しまして、3回
目接種の加速化を図ることとされてございまして、医療機関との調整や会場運営は県が直接実施するということになってございます。一応市の関わりや負担はないということで仮定してございますが、協力要請など県からありましたら、そちらについては対応について改めて検討していきたいと考えてございます。
市としましては、個別
接種や集団
接種に加えて、企業が主体となる職域
接種、それから県が実施する広域
接種等、様々な形で
ワクチン接種が進んでいることをお知らせしながら、
接種を希望される方がそれぞれの御都合に合う方法で
接種を受けてくださるように御案内していきたいと考えてございました。
以上でございます。
◆
伊藤 委員 ありがとうございました。先ほど、
子どもの
接種のところで伺うのをちょっと取りこぼしてしまったんですけれども、
子どもの
接種を促していくときに、今
八戸市ではかかりつけ医のところで
接種を受けるということから始まっていたかと思うんですけれども、中にはやはり平日に
接種を受けるのがなかなか困難なので、日曜日に集団的な
接種をしていただくと非常に受けやすいんだけれどもという声もあったりするんですね。また、そういうふうにやっている
自治体もあるようですけれども、
子どもの
接種を増やしていくというときに、その辺の新たな
接種方法というものを、それも含めての先ほどの答えかとは思うんですけれども、具体的にその辺は何か考えていらっしゃいますでしょうか。
◎北村
保健予防課長 集団
接種の12歳から17歳向けの部分ということになるかと思いますけれども、5月に入りまして、12歳から17歳向けのファイザー社
ワクチンの日程を毎週土曜日、こちらは計4回、集団
接種会場での
接種をこれから予定してございました。一応こちらも進めながら、
あとは個別の民間の医療機関のほうで
接種していただくということで考えてございます。
以上でございます。
◆
伊藤 委員 ありがとうございました。いろいろ伺っていくと、本当にこの収束には時間がかかるし、一人一人もう皆様一生懸命なさっているけれども、なかなか思うように進まないというジレンマにとらわれているんではないのかと思います。そういったことで日々私どももその日その日の感染者の
状況というのをお知らせいただいているわけですけれども、その中で感染者数、そしてその方たちにどのような対応をされているかということで、病院に入院だとか、宿泊施設あるいは自宅療養という形で集計されておりますけれども、やはり宿泊療養というところはずっと低いままなんですね。前にお伺いしたときには、今回の
コロナの感染というのは
子どもが多いということで、お子さんを宿泊施設にということはなかなか困難なので、家族も含めて自宅療養という形を取っていると。それはやむを得ないとは思うんですけれども、実際にお子さんがいない世帯で感染した方からの御意見をいただいておりました。
それは大人ばかりの3人世帯なのですが、一人が感染したといったときに、その方は若い息子たちに感染させたくないからということで本当に細心の注意をこれまでの情報を基にしながら努力したけれども、
保健所のほうから陽性反応がPCR検査で出ていましたという
報告を聞いたときに、では自分はどうすればいいのかと。できたら宿泊施設に入って家庭内感染を防ぎたいと思っているんだけれどもと思って、どうしたらいいのかということをその時点で聞けるかと思ったら、今自宅療養が多いから、なかなか
保健所の皆様方もお時間が取れない。そういったことでは、手順よくというか、後でその
内容については郵送するという形で書面でその辺をお知らせしているという
状況だと。今郵便が結構遅くなっていて、それでお知らせいただいてから数日たってから来たというんです。その間に結局家庭内感染が起こってしまって、それで大変自分とすればこうはしたくなかったんだけれどもそういう
状況が生じてしまったということについて、この対応でいいのかという疑問を持たれたんですね。
それで、世帯での感染者の対応について、宿泊施設ということまで陽性反応が出たという段階で判断ができないんだと私も解釈したもので、今の宿泊療養の基準というのは一番最初の基準と随分変わってきているのかと思うんですが、その辺はどのようになっているんでしょうか。
◎北村
保健予防課長 宿泊療養に関しての御
質問と受けました。
すみません、そこら辺に関しましてはまだ知見がなくて、正直なところ解釈等申し述べられないんですが、ケース・バイ・ケースで各感染者の
方々からの情報を聞きながら、保健師などが電話対応しているような
状況でございまして、やはり
伊藤委員が申された方に関してはちょっと残念な結果になってしまったと感じてございました。そこら辺につきましてはなかなか難しいところがあると思うんですが、宿泊施設が空いている場合にはそちらのほうに回っていただけるような形も、今後現場の者と相談しながら対応していきたいと考えてございました。限られたリソースといいますか、そちらのほうをあまり埋めることなく
皆さんが療養できるような形を今後も取っていければと思ってございます。
以上でございます。
◆
伊藤 委員 3月の時点で伺ったときには、宿泊施設は第5波のときには非常に不足して、県の対応も遅くて、そしてそれがやはり拡大していった原因であるとなって、第6波のときにはしっかりとこれは確保していこうということで、県も頑張って相当数準備していたんですね。ところが、その準備された数字の割には宿泊者が少なかった。
子どもが中心だからというようなことだったんだけれども、今のようなこともあるわけですね。だから、なかなか収束できないというのは、こういったことも含めて本当に家庭内感染という部分も非常に大きく作用しているのかと思っているんです。
それと、
あとは濃厚接触者なんですけれども、濃厚接触者の基準というのは現在どのようになっているんでしょうか。
◎北村
保健予防課長 申し訳ございません。濃厚接触者に関する基準といいますか、そちらの
資料を現在持ち合わせてございませんので、ちょっとこの場ではお答えできかねます。大変申し訳ございません。
◆
伊藤 委員 すみません。これはまた大事なところですので、ぜひともここのところ非常にネックだと思っております。というのは濃厚接触者の、例えば保育園で
クラスターが出たと。そして、同じクラスだというと、そこのクラスの子たちは濃厚接触者になる。おうちに帰ったときの
保護者、家族というのは濃厚接触者ではないということで、その家族もどのような行動を取ればいいのかというのが、最初やはり自分のところにそういうふうに当たるとちょっとあたふたしてしまうんですね。それで、
保健所のほうからいろいろ助言をしていただこうということで伺うと、家族の方は濃厚接触者ではないので行動制限はありませんというお答えが返ってくるということです。
それで、それを言われた御父兄からなんですけれども、そこまで言わなくても、準濃厚接触者として注意してくださいということぐらい言わないと、やはりもう既に感染しているかもしれない
方々が市中を自由に行動しているという
状況の中で、この拡大が収まっていないのかというところも考えられるということで御指摘いただきました。そういうことで、濃厚接触者の基準というものは今どうなっているか伺いましたけれども、この辺も後でおいおいお伺いできればと。
以上で終わります。
○
岡田 委員長 それでは、
関連質問はありませんか。
◆山之内
委員 すみません。
コロナワクチンに関しましては、努力義務ということで義務ではないということだと思います。5歳から11歳に関してはその努力義務からも除外されているということで、本当に受ける側の判断によるということだと思います。行政としましては、受けたい人はなるべく早く受けられるように、不安な方はその不安が解消されるように、そして迷っている方は受けるか受けないかをしっかり判断できるように、平等に情報を提供するということが最も大事だと思いますので、受けなさい、受けなさいということではなくて、そういうことにならないようにそこは注意しながら、ホームページを見ると非常に多くの情報がしっかり載ってありますので、その視点を持ってやっていただければと思います。よろしくお願いします。
以上です。
○
岡田 委員長 ほかにありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
岡田 委員長 ないようですので、ただいまの
質問については終わります。
以上で本日予定しておりました
理事者からの
報告案件等は全て終了いたしました。
──────────────────────────────────────
○
岡田 委員長 これをもちまして
民生協議会を閉じます。
お疲れさまでした。
午前10時45分 閉会...